彼は望んだ、分かった上で望んだ
もう2度と、私としての何もかもが存在しなくなるとしても
それでも彼と共にあれるのなら全て、
ああ、私は溶けて彼の中に消えて行くのだろうけれど、私が居たというそれだけを彼が胸に残してくれるならそれだけでそれだけで
私が個として存在するのだから、彼が個として存在するのだから、
私は私として彼を想う事すらも出来なくなるとしても
ただ彼と共にそこにあれるのであればそれだけでそれだけで
この想いごと私は全て彼の中に溶けて彼とひとつになりやがて彼となり私は消え行く
ひとつになろう?兄さん
※DC 白黒