過去の男か

反逆のロイド(笑)と重ねても楽しめる様に不穏な終り方をしていますが
至ってスザロイは不穏さとは切り離した感じでいきたいです。
とかいいながらスザロイなのに明らかにシュナロイ臭がしますがその辺はまあ。






ああ、なんだろうこのよく分からない感触は。今までこういった行為に身を染めた事が無いだなんて
20代も半ばを大きく過ぎた成人が言う訳ではない。初心な訳では無い。ただ、興味が無かった。
爵位や階級等と言った個人を切り離した場所では良く其れを目的とした戯れや遊びもあった。
それが異性との純粋な物だけだったかと言われると金持ちとは普通の感覚では無いと答える他無い
自身を置いて来た世界は常日頃からそういった社交界が目の前に拓けており誰も自分を拒む事等無い。
爵位と財力と若さに興味を持つ異性は山程居た、それが面倒だった自分は人との交流をやんわりと制す。
あまりの淡白さに研究に熱心な変人だの酔狂だの機械がお相手だの等と意味の無い噂が流れもしたが
あながち研究にしか生への欲求が持てなかったので噂は大して間違っていなかったのだが噂は人を呼ぶ
逆にその変人に興味を持つ本当の変人が現れもして噂は更に複雑怪奇に面倒事へとなっていった







人間とのふれあいが疎いロイドが描きたかったんだけれどな。